老後を安心して暮らそうとすれば、相続税も身近な税金になります

こんにちは 越谷の税理士渡邉広恵です。

昨年12月に、平成27年分の相続税の申告状況が発表されました。

平成27年といえば、相続税の大改正が行われた最初の年です。これまで相続税がかかる人の割合は、4%台(100人亡くなったら、4人が相続税がかかる)と言われていましたが、下表を見ての通り、8%と大幅に増えました。

東京都心部でみると、この割合は16.7%です。土地の価格が高いため、全国平均を大きく上回っています。

「基礎控除額が6割に縮小された影響は、とても大きい」とは、実際にお客様の申告を受けて、常に感じます。

「ちょっといい場所に自宅をお持ちなら、相続税が課税される人に当てはまってしまいますよ。」という言葉も、相続税が改正されると決まった数年前には、よく聞いた言葉でした。(私も言っていたかも?!)

相続税の改正後は、いい場所に自宅があると・・・というよりも、“ちょっとお金を持っているだけで、相続税が課税される人に当てはまってしまう!”というほうが、案外実は多いのではないかな、というのが私の実感です。

今の高齢者の方は、本当にちゃんと預金しているなって感じます。

一般的に老後資金には3,000万円必要、というのを聞いたことありますよね。でもお金はあるに越したことはありません。

老後を安心して暮すために、お金を貯めておこうと思ったら、優に相続税の基礎控除額は超えてしまいます・・・。

(相続税のことを考えるのは抜きにしても)今の高齢者の方を見習って、老後のためにしっかりと、お金を貯めなくちゃいけないな、と相続税の申告書を作成しながら思う私です。

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気分を変えて、事務所玄関の胡蝶蘭を新調しました。濃いめのピンク色が、気持ちを上昇させてくれます!

ハワイアンマーメイドという種類で、白い縁取りが特徴なんですよ。ピンクの胡蝶蘭はたくさんあれど、この白い縁取りがかわいいくて気に入ってます。

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