親からお金を借りる、何歳までOK?

こんにちは 越谷の税理士渡邉広恵です。

住宅を購入する場合、親からの資金援助があると助かりますよね。

親から資金援助の方法は大きく分けて3つ

①親から住宅資金を贈与してもらう

②親と住宅を共有で購入する

③親から住宅資金を借りる

どの方法を使ったらよいのかは、それぞれの家庭の事情によるので、個別に判断した方が良さそうです。

ところで先日、③の親から住宅資金を借りたいというご相談がありました。

親からお金を借りるメリットは、住宅を借金の担保に入れる必要がないので、その分手続きが楽になります。

親族間のお金の貸し借りは、銀行でお金を借りる時と同様に、契約書の作成・適正な利息の支払い・返済計画が求められます。このような準備をきちんとしていないと、あとで税務署から『贈与ですね・・・』と言われてしまう可能性があるので、気を付けなければなりません。(例えば、親から借りた3,000万円が、贈与だと認定されると、税金は1,200万円弱です。)

もう1点気を付けたいのが、住宅資金を貸す親の年齢です。

お金を貸す親が例えば85歳として、返済期間10年間の契約ができるかどうか。

これは法律上年齢制限などどこにも規定されていませんので、ダメではないようですが、少し違和感が残りませんか?

2~3年くらいは元気でいられる自信はあっても、10年後はどうなのかな? 最初から全額返済する意思があるのかな・・・?

まだまだこの先も元気でいられる!かどうかは、本人ですらわからないこと。となると一般的な指標が一つの目安になってきます。

日本人の平均寿命は、男性80.79歳 女性87.05歳です(2015年)。

親から資金借りるなら、最低限平均寿命までには、完済できるようにしておきたいところです。

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シックな色合いの胡蝶蘭を、事務所に飾りました。

ベージュピンクが珍しくて秋らしいかなと、とても気に入ってます。マザーチークという品種です。

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