こんにちは 越谷の税理士渡邉広恵です。
相続対策には、大きく分けて ①もめない対策 ②相続税の納税資金対策 ③相続税の節税対策 の3つがあげられますが、一番大切なのはどれだと思いますか??
一番大切なのは、①もめない対策 です。
“亡くなった後のことは、わしゃ知らん! お前たちで好きなように分けてくれ!!” と考えている方は、意外と多いかもしれませんよね。
実は、好きなように決めていいよ、というのが一番困ってしまうのです。
遺産分けの話し合い、最初は本音を隠してお互いにゆずりあっていても・・・感情的になったら、何を言い出すかわかりません。(これは相続に限らず、普段のケンカでも大いにありうること!ですよね。)
8/20付日経新聞に『相続トラブルを避ける/遺言で財産を整理』という記事がありました。
遺言で、だれに・どの財産をあげるのか、生前にを決めておけば、亡くなった後で財産を探す負担も減り、財産を巡って争いが起きることも回避できます。
記事によると、公正証書遺言の作成件数は、2000年は6万件ほどでしたが、2015年には11万件になったそうです。相続に対する遺言の必要性も、かなり認知されてきたといえます。
いざ遺言を作成しようとする場合、なにから手を付けたら良いと思いますか?
財産は亡くなった人のものです。遺された人に任せるのではなく、ご自身の意思をきちんと伝える手段を、考えておいていただきたいです。