こんにちは 越谷の税理士渡邉広恵です。
今回の皆既月食は深夜ということもあり、おそらく見た方は少なかったのではないでしょうか?

私は、ラジオから「今夜は皆既月食がある」と流れてきたのを思い出し、寝不足になるのはわかっていたけれど、せっかくこの時間まで起きていたのだから・・・と、窓を開けて夜空を見上げると、ちょうど皆既月食が始まったところでした。
月はすっぽりと地球の影に覆われていました。
そこにあったのは、いつもの黄金色に輝く月ではなく、赤銅色に染まった不思議な光を放つ満月でした。その姿を見た瞬間、思わず「すごい…」と小さな声がもれ、気がつけば息をひそめるようにして、じっと眺めていました。

今夜の赤い月は静かに夜空に浮かび、どこか神秘的で、この世のものではないような存在感を漂わせていました。
見入っているうちに、不思議と心が落ち着き、何と表現したらよいのか・・・少しずつ澄んでいくような感覚に包まれました。時間を忘れて、ただただ赤い月を見つめ続ける。そのひとときは、誰にも邪魔されない自分だけの特別な時間のようでした。
さらに今夜は、月明かりが抑えられたせいか、街中の光まで不思議と静かに沈んだように感じました。代わりに、深い夜空の中で星々がいっそうキラキラと輝きを増し、空全体が澄み渡ったように見えました。
普段は気づかない星の瞬きをひとつひとつ数えたくなるほど、鮮やかで、どこまでも広がる宇宙の奥行きを感じました。
静寂の中で、赤い月と星空に包まれて過ごした今夜。まるで時が止まったかのような、心に残る特別な夜でした。
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慌ただしい毎日の中で、心が落ち着く出来事があったので、久しぶりにブログに綴ってみました。